タイトル | : B6の限界ボア! |
記事No | : 1953 |
投稿日 | : 2006/08/18(Fri) 21:41 |
投稿者 | : Mr,全噴 |
1928ccにするには1800ccのBPエンジンで ないと出来ません。1600ccエンジンでは絶対に無 理です。
B6エンジンの標準ボアサイズは78φでシリンダー間の 肉厚は8.0mmしか有りません。 強度を保つ為には3mm位の肉厚は欲しいので81.5φ が限界となります。 81.5φでの排気量計算をすると1,743ccです。
BPエンジンの標準ボアサイズは83φで、シリンダー間 の肉厚は1〜2番間が薄く7.5mmなんです。 強度保持の肉厚3mmを残すとすると86φが限界となり ます。 86φでの排気量計算をすると約1,974ccです。
このボアアップによりトルクとパワーが上がるのは皆さ んもご存知だと思いますが、正直に言って「ボアアップ したから○○○馬力になる」とは言えません。
というのは、エンジン個々により当たり外れが有る様に そのエンジン本体が出すトルクとパワーはそれぞれ違い ます。ボアアップや他のターボチューンでも言える事で すが、チューンをすると×何%という計算になるんで す。 例えばチューン前のBPエンジンを1,800ccから1,974cc にしたら約9%の排気量が上がる訳ですが、単純な計算 で考えると、ノーマルパワーが110PSだとすると 9%UPで109.9PS…プラス9.9PSと単純計算 出来ます。 しかし、当たりエンジンでノーマルパワーが120PS だとしたら9%でも10.8PSアップの130.8PS になります。 これで解って貰えると嬉しいのですがエンジンの個体差 があるので「チューンをしたから何馬力アップになる」 というのはハッキリとは言えません。 最低でも今のエンジンが何馬力なのか?が解らないと言 い切れないんです。
新型のロードスターのエンジンを積み替える事もお考え のようですが…安易に考えない方が良いです。 説明すると長くなる(もう十分長いかな!)ので避けます が、正直言って出来なくは無いですが最低でも200万円は 覚悟しておいて下さい。
コストパフォーマンスの良いチューニングは同型エンジ ンでのチューンが一番効率が良いですからネ。 スワップはこだわりがないと出来ない事を覚えておいて 下さい。
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