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タイトルヘッドのグロメットについて
記事No3264
投稿日: 2010/06/30(Wed) 03:50
投稿者白ロド
いつも参考にさせて頂いております。

現在H4年・NA6のヘッドのオーバーホールを行っており、一通りばらし終わった後にじっくり観察じてみると、ヘッド外側の前後の面に六角レンチで回せるイモネジで、カムシャフト周りのオイルラインのグロメットを標準でしてますが、これはオイルラインの洗浄時に普通に外して、洗浄後はまた普通にしめ込んでもいいものなのでしょうか?

周囲の知人に問い合わせると、普通に外して取り付けも普通にしめ込んでOKという意見や、外すのは普通に外し、取り付けの際はネジロック剤かシールテープ若しくは液体ガスケットを塗布してしめ込むという意見や、普通に外してはダメで、バーナーで軽く周囲を焙り、加熱してから緩めて、取り付け時も同じく加熱してからしめ込み、ネジには何も塗らないほうが良くて、もし塗ってもシール剤を若干塗る程度で、シールテープは絶対に使用してはならないという意見や、絶対にネジを触ってはいけない、という意見も出る始末で、皆一様にして意見がバラバラで困惑してます。

各部を研磨する予定なので、削りカスを綺麗に除去するため、出来れば取り外して洗浄するのがベストなのでしょうが、外さなくてもエアーブローだけで問題ないのでしたら、リスクを避けるために取り外しは控えようかと考えたりもしてます。

周囲の意見は一体どれが正解なのか? どうするのが一番ベストなのかお教え下さい。

タイトルRe: ヘッドのグロメットについて
記事No3265
投稿日: 2010/06/30(Wed) 16:23
投稿者Mr,全噴   <4649@mecha-doc.com>
白ロドさん、こんにちは。

ヘッドをバラしているようですね♪
プライベーターのお助けSHOPとしていろいろアドバイス致しますヨ♪(^^)

ヘッドに付いている六角レンチで外すネジはキャップボルトと言います。
オイルライン製作の際に出来た通路のメクラ蓋として付いています。

取付の際のいろいろな意見は正直全部正解です。
しかし、この言い方だと訳が判らなくなると思うので一つずつ説明しましょう。

>普通に外して取り付けも普通にしめ込んでOK
 オイル漏れ跡も無く、普通に力を入れて外れ、ネジ山も潰れていない状態なら
 普通に締め付けてOKです。

>外すのは普通に外し、取り付けの際はネジロック剤かシールテープ
>若しくは液体ガスケットを塗布してしめ込む
 外す前にオイル漏れの痕跡が有る場合やネジ山が少し潰れている場合に
 漏れ止めとしてこのような対処をします。

>バーナーで軽く周囲を焙り、加熱してから緩めて、取り付け時も同じく
>加熱してからしめ込み、ネジには何も塗らないほうが良くて、もし塗っても
>シール剤を若干塗る程度で、シールテープは絶対に使用してはならない
 このバーナーで焙るのはキャップボルトが固着して普通に外れない場合に
 バーナーで焙る事でヘッドを熱膨張させて外す方法です。
 外した後、ネジを修正すれば取付ける時に焙る事はしませんが、
 修正をしない場合はまた焙って取付ける場合も有ります。
 焙ったヘッドが熱いのでキャップボルトにシール剤やテープを塗布しても
 焦げてしまうから塗らない方がイイ、という事でしょう。

また、シールテープは綺麗に巻き付けられるならイイのですが
キャップボルトの奥の方で余り分を作ってしまうようだと余ったシールが
オイルライン内部で剥がれてオイル通路を詰まらせてしまう事があるので
慣れて無い人はシールテープや液体パッキンは使わない方がイイ、という意見も有ります。

僕もプライベーター時代に液体パッキンは薄く塗る程度にして、
シールテープは使うな!と良く言われました(^^;

面研や研磨を行うとオイルラインに必ず細かい鉄粉が入り込むので
キャップボルトを外して洗浄はした方がイイですネ。

上記で説明を参考にして液体パッキンは薄く塗って取付けて見て下さい。

タイトルRe^2: ヘッドのグロメットについて
記事No3266
投稿日: 2010/07/01(Thu) 02:02
投稿者白ロド
ありがとうございます、たいへん参考になりました。