ファイナルさん
これが判らない人は多いのかも知れませんから少し説明しましょう。
8000回転は同じ8000回転だと思う! 確かに同じ回転数ですよネ!!
でもエンジンは一定の回転数で回っている訳では無いでしょ!!! アイドリング回転数からレブリミットの回転数まで回転数が上昇します。
そして上昇する回転数の速度はチューニング精度やギヤ比によって違いますよネ! つまり、走行していてシフトアップするとエンジン回転数が下がり、そこから回転数が上がって行きます!!
例えば、シフトアップして5,000回転から8,000回転に到達する時間が速ければ速いほどエンジンには負担が掛かります。
これでも判らないのなら・・・
エンジンのピストンは上下運動をしていますよネ! 上下運動の際には必ず負担が掛かります。 ピストンが下がる際には下に行こうとする力が加わっています。 下死点を過ぎて今度はピストンが上に行こうとする際に、下向きの力が残っていて ピストンピンが入っているピストンボスやコンロッドに負担が掛かります。 今度は上に行こうとする力が加わり上死点を過ぎてピストンが下に行こうとすると 先と同じようにピストンボスやコンロッドに負担が掛かります。
ココまでは判りますか??
そして、この負担の度合いは上死点から下死点に到達する時間と ピストン重量に密接な関係にあります。
判り易く言うと、手に持ったバケツに水を入れて上下に動かしてみると、 水が一杯に入った重たいバケツを上下するより水が1/3の水の方が 腕に掛かる負担は軽くなりますよネ! 次に、バケツの水の量を変えずに上下する間隔を変えてみます。 2拍子間隔から16拍子間隔へ上下するのを変えて行きます。 これはエンジン回転数を上げるのと同じですネ!!
この、2拍子間隔から16拍子間隔へ上下するのを10秒間で行うのと、 5秒間で行うのとでは、これも腕に掛かる負担が違いますよネ!!
はい、ではこれを踏まえて本題に戻りましょう。
ファイナルを4.1から4.7に落としてローギヤにしたら エンジンの吹け上がりは良くなりますよネ!! 吹け上がりが向上する=上記と同じで腕(ピストンボスやコンロッド) に負担が掛かるんですヨ。
これを読んでも判らない人は・・・自分でイジるのは辞めましょう♪ エンジンブローしてコース上にオイルを捲いたり、 公道でも他人に迷惑を掛けるだけですから。
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