タイトル | : Re: 進むべきか・・立ち止まるべきか・・ |
投稿日 | : 2008/02/12(Tue) 02:53 |
投稿者 | : tam |
tam様、こんばんは。
ご質問の件、一応回答いたしますので、少しでも参考になれば幸いです。
まず、腰上の部品でノーマル以外のものを使用しているのはビッグバルブを使っているくらいで、カムシャフトはノーマルを使用していますが、ターボ化しており、圧縮比を下げるためとノッキング対策として燃焼室の形状を変更し、ピストンやコンロッドも他車種の物を流用しています。このあたりの仕様変更がノッキング周波数に影響を及ぼすものか分からなかったので、インテグラルさんに電話したところ、技術の方が出張で1週間ほど戻ってこないとのことで待ち切れず、また、インテグラルさんの方に同様のデータは無いのではないかと思ったこともあり、目安として参考程度に使うつもりで、吊るしのノックメーターを購入し、使用しています。また、CPUはフリーダムを使って制御しています。
私の車はマフラーの音も大きめなことと、ウレタン&アルミのエンジンマウントの影響もあり、高回転時の車中はかなり騒々しく、ノッキング音が聞こえるとしたら、ブローに繋がる可能性のあるほどのヘビーノック音だろうと思っていましたので、プラグの状態(ノッキングが発生するとプラグに白い斑点状のブツブツが残ります)を確認しつつ、安全マージンを取った点火時期で走らせていました。
このデータで全開すると、ノッキングの発生が近いことを示す緑のインジケーターが高回転時に点灯しますが、黄色や赤のインジケーターは点灯しませんので、“目安になる!”と勝手に確信して使用しています。
高回転時の車中が割りと静かで、微細なノッキング音も聞き取れる状況であれば、危険回避と言う観点からはこのメーターの意味はあまり無いのかもしれませんが、ノッキング発生の一歩手前=ベストパワーと言う観点からは、このメーターの緑のインジケーターは、より良い素人セッティングの目安になるのではないかと思います。
人間の耳に聞こえるレベルのノッキング音は、割りと重度のノッキングが発生している状況のようなので、インテグラルさんのデータとピッタリ合致した車両で使用したとしても、実際にノッキング音が聞こえるのは黄色の後半から赤のインジケーター点灯時なのではないかと思います。
ターボ車はNA車に比べ、ノッキングにはシビアですので、私は黄色のインジケーターを一瞬点灯させたことがあるくらいで、赤いインジケーターは点灯させたことがありません。黄色のインジケーターが点灯した時もノッキング音は私の耳には聞こえませんでした。
今までは安全なデータで全開にした時と、詰めたデータでセッティングした時のインジケーターの点灯の仕方を比較して安全かどうかを判断する、と言った使い方をしていましたが、やはり耳による確認も必要だと思い、静かだけどなるべく抜けを損なわないマフラー(矛盾していますが)を作りました。今の時期は路面温度が低く、まともにグリップしてくれないので、もう少し暖かくなったら、耳とノックメーターとを照らし合わせてセッティングしようと思っている段階ですので、曖昧な回答になってしまい、申し訳ありません。
タコメーターやら、空燃比計やら、排気温度計やら、圧力計やら、あちこちよそ見をしながら、法定速度をはるかに超えるスピードでアクセル全開にしているわけですから、セッティングって、けっこう恐ろしいことですよね。お互いに気を付けつつ安全運転で!?頑張りましょう。
それでは、失礼します。