タイトル | : Re^3: ファミリアGTXエンジン |
投稿日 | : 2021/02/03(Wed) 10:06 |
投稿者 | : Mr,全噴 <4649@mecha-doc.com> |
> NBMX5さん
走行距離が167,000kmとの事。。。
かなり行ってますねぇ。。。
メタルクリアランスやバルブクリアランス、ピストンクリアランスもかなり広がっていると思われます。
その状態でパワーアップするとエンジンの寿命は極端に短くなります。
ましてや過給を純正値よりも高い1.0kg/cuにするのなら余計に負担が掛りますからブローする覚悟はしておいた方が良いでしょうね!
ファミリアのエンジンが12〜13万kmとの事ですが…
考えてみてください。
エンジン本体の耐久性はターボエンジンの方が上ですが…
内部に使われているメタルやHLA、バルブなどはノンターボ車と同じです。
※ファミリアGTR、GTAeは除く
距離数は短いですが、同じ型式のエンジンでも過給機付きでパワーが出て居るエンジンとノンターボのエンジンでの疲労度は違います!!
「いつ壊れてもいい」という感覚なら、今乗って居るエンジンでも良いんじゃないですかね。
「壊れないエンジン」にしたいなら費用を掛けてファミリアエンジンをベースにオーバーホール、各部パーツ流用して仕上げる方が良いと思いますよ。
さてご質問にお答えします。
> ピストン、コンロッド、クランク、ブロック等すべての強度がロードスターより上ということですか?
●回答:
GTXに使われているピストン、クランク、ブロックはロドスタより強度があります。
先にも述べたようにコンロッドはロドスタと同じ、メタルやバルブも同じ物を使っています。
> ブーストは、どのくらいかけても問題ないですか?
> 1キロぐらいかけたいのですが。
●回答:
B6、BPエンジンの燃焼室形状は余り良く無く、過給0.8キロまでなら問題有りません。
しかし、ブースト1キロ程度掛けると、小さいタービンでもノックングが発生し易くなります。
> > しかし、ファミリア用のエンジンにはタービン用のウォーターインレットとオイルインレットの穴が開いているのでその処理。
> これは、ロードスターに載せた場合は、タービン用のラインが使えなくなるということでしょうか?
●回答:
「使えなくなる」のでは無く、使うか!使わないか!!の問題です。
HKSのターボKITはロドスタエンジン用なのでウォーターラインは使わず、
オイルラインはオイルプレッシャーSW取付部に3WAYを噛まして取り入れ、
リターンはオイルレベルゲージに繋げます。
ファミリアにはタービン用のラインが有るので活用するならアタッチメントで繋げる処理が必要だし、
使わないならメクラボルトで塞ぐ処理が必要、という事です。
良く考えれば判る事ですよ。
> > ダイナモの上側ブラケットを止めるボルト穴がNBはウォーターポンプに付くのですが、ファミリアには無いのでNA6用のダイナモブラケットを取付ける。
> これは、NB用のウォータポンプを使えば問題ないですか?
●回答:
最近ぶっちゃけブログでアップした「ウォーターポンプの互換性」を参考にしてください。
> > NB用インマニがファミリアエンジンには付かないので、NA8用インマニを取付てスロットルはNB用を使う(ボルトオン)。
> > ※フェールデリバリーもNA8用に交換し、インジェクターはファミリア用。
> ヘッドをNBにすれば、問題ないですか?
●回答:
ヘッドをNB用に交換するならポート角度(位置)が違いますから
必然的にINマニもNBにする必要があります。
NBヘッドにすれば点火コイルの取付なども含めて色々と楽になりますね。
しかし、ここまでの作業をプライベーター作業でやるとなるとスペースが必要だし、
エンジンクレーンやトルクレンチなどの専用工具も必要になりますね。
頑張ってください。