タイトル | : ピストンクリアランスについて |
投稿日 | : 2005/05/19(Thu) 10:59 |
投稿者 | : Mr,全噴 |
ナベコさん、こんにちは。
ご自分でエンジンを製作されているようですネ。大変だ
とは思いますが火が入って調子良くなった時には何とも
言えない感動と快感がありますからメゲズに頑張って下
さいネ(^^)
さて、お問い合わせのピストンクリアランスについてで
すが、物により熱膨張の大きさが異なりますからメーカ
ー推奨の基準値を元にした方が良いと思います。
TODAさんのピストンは内でも4台組んでおります。
TODAの基準値から考えてメカドック流のクリアラン
スは下記のようにしています。
●ストリート仕様 =0.04mm
●峠、ミニサーキット=0.06mm
●8,000rpm以上の高回転仕様=0.07mm
ストリート以外の仕様にする時にはオイルポンプのリタ
ーンスプリングに2.0〜2.5mmくらいのワッシャー
を入れて油圧を上げるようにします。
それとノッキングが原因かどうか判りませんが、ピスト
ンのIN側が鮫肌になっていたのであれば圧縮比が高過
ぎる事も考えられます。
一度燃焼室の容積を量って計算値からヘッドGK厚を
決めた方が良いと思います。
メカドック流では圧縮比は11.0以上にはしません。
圧縮比を高くするとトルクは出るのですが、高回転での
伸びが鈍くなったり、メタルやコンロッドに負担が掛か
るようになります。点火時期も高く出来ないのでパワー
があっても伸びないエンジンに成り易いのです。
これはチューナーによって考えが様々なので「これが良
い」とは言い切れませんが僕が今までエンジンを作って
来て出した考えです。
メカドックはエンジンやセッティングには自信が有りま
す。
いつでもご相談下さいネ(^^)