タイトル | : GT-Aeメタルとの違いについて! |
投稿日 | : 2005/01/30(Sun) 16:38 |
投稿者 | : Mr,全噴 |
メタルの構造は鉛、銅、アルミの3層で出来ています。
この3種類にしているのはそれぞれに役割があり
・鉛はメタルの外側でブロックに当たり、メタルの取付
位置がズレないようにに張りを持たせています。
・銅はメタルの真ん中にあり、熱を放熱する役割をしま
す。
・アルミはメタルの内側でクランクに当たり、異物が入
り込んだ時にアルミに食い込ませ、クランクが傷付か
ないようにしています。
ニッサン、トヨタ、ホンダの純正部品もこの3層構造で
出来ています。
しかし、ロードスターはコスト削減なのか判りませんが
アルミ1層なんです。当然使って行くと張りが無くなっ
たり、熱膨張によりクリアランスが狭くなりクランクと
かじったりします。
ここら辺はSHOPとしてはどうしようもないのでメー
カーに頑張って貰いたい所です。
GT−Aeのコンロッドメタルはアルミと鉛の2層構造
なので張りが出来るのでチューンするエンジンには使っ
て上げたいですネ!
クランクメタルは一緒なのでどちらでも良いでしょう!
ちなみに「パワーエンタープライズ」の「F−1メタ
ル」はアルミの上にコーティングは掛かった4層構造な
のでメカドックも以前は使っていましたが、コーティン
グ面を触ったり、傷付けたり、拭いたりする事も出来な
い(メーカー指定)のでクリアランス測定が出来ないとか
注文しても2ヶ月待ちとかになるので使うのを止めまし
た。
ブロック上面の研磨はどれくらい?というよりも出来る
だけ削らずに面が出る程度で良いですヨ。
ヘッド面研はやる人は多いのですが、ブロック面が歪ん
でいたら意味が無いですからネ!
上下の面をキッチリ出す事でガスケットが抜け難くなり
ます。
オイルポンプについてですが、
NA用とNR−A用の違いは油圧は同じなのですが吐出
量がNR−Aの方が多いんです。
チューニングエンジンに使うには今一なのですがノーマ
ルよりは良いので油圧が低下しているエンジンの場合交
換するならNR−Aの方が良いと思いますヨ!
ちなみに「強化オイルポンプ」は製作中で夏前には出来
上がりそうです。
NR−Aでも許容回転数やギヤとハウジングのクリアラ
ンスなどの不安要素がいくつか有るので去年から製作し
始めたんです。
ちょっと内容説明しますと、回転数は12,000回転ま
で対応し、油圧と吐出量のアップ、ギヤ形状の変更、
ハウジングに特殊なコーティングを施しフリクションの
低減。
まあストリートでは必要無い物ですが、オイルポンプで
悩んでいる方や回転数を上げて馬力を稼ぎたい方には欲
しい商品だと思います。
値段はまだ決まっていませんがHKSやTRDの価格よ
り安くしたいと思っています(^^;;
乞うご期待下さい。